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プラン(食事中のユキの隣で物欲しげなフリをすればリオにも飯を出してくれるかも)が早くも瓦解し、リオはしゅんとうなだれた。
「あーやっぱリオの声だったぁ。どうしたの?」
折りもおり、ばーちゃんの背後…家の中からユキが姿を現す。
リオとほぼ同い年なのだが、このばーちゃんに散々甘やかされて育ったせいで、ほわほわ世間知らずな箱入り娘だ。
「どうもしてないさ。正確にはたった今どうにもしようがなくなった」
「? リオの言ってることわかんない」
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