rainny blue

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「じゃなくたって、この時期の異動って…ったく、なんなのよ~」 本社ビルに通うのは変わらないのだが、新設される部所に就くらしい。 と、あの面接のあった週が明けて直ぐに内々定が言い渡され、引き継ぎ作業に追われる毎日がはじまった。 「らしい」ってまま…前日になっても誰も詳細を知らせてくれなかった。 送別会に於いても。だ。 新手の嫌がらせか、リストラ方法ではないかと、人を信じられくなる半歩手前まできていたくらいだ。 ようやく前日になって上司から唯一知らされた情報と云えば、明日どこへ行ったらよいのかだけであった。 私は一体どこへ行くんだ?
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