夏の雪

会いたい

「バッッッッカじゃない？！？」

アキの大声が休憩室に響いた

『ウヒャーッ！ひぃぃっ！』

「ダメってゆってんのに
増やしてどーする、増やして！」

『へ…へへへ～つい…』

「“つい”でセフレできてたまるかいね！！」

その後こっぴどく叱られたのはゆうまでもない

　　------１０分経過------

『…ってわけねん』

「はぁ……ハルもついに人の男に手ぇ出すよーになったか」

アキはため息をついてゆった

『まぁ…お互い様ってゆーか…
割り切ってやから大丈夫っ！』

「なにが大丈夫ねんてぇ～
ホントどーしようもないねっ！
…で、どんなコ？」

ここからが本題といった様子で
アキは身を乗り出して聞いてきた

『どんなコってゆわれてもなぁ…
優しくて真面目そうな感じ？』

「へぇ…ハルにしちゃ珍しいタイプいったねぇ！隣の県だっけ？」

『うん』

アキはそれを聞くなり
とたんに目を輝かせてゆった

「じゃあさ、紹介してっ！」