💋売春💋

🍀はじめに🍀

私と佐織は中学生の時の同級生でした―

『高橋佐織』２５歳

今は何とか生活していますが、過去の過ちに苦しめられている…その《過ち》を書き上げようと思います。

中学時代いつも５人ｸﾞﾙｰﾌﾟで行動していました。佐織・一美・梨絵・佑香と私の５人。

何をするのにも何処行くのにも一緒でした。
卒業後の進路が別々になっても仲良しのまま。

一美達３人は進学組。
佐織と私は就職組。

卒業してからも何かと理由を作って都合をつけては遊んだり食事しに行ったり―――

仕事するのは良い事ばかりではないし、進学した３人も試験とか色々あって５人全員集まれば《愚痴り大会》！！

そんな集まりが２年続いた時、いつもの場所でいつものメンバーで待ち合わせをしたんだけど…
佐織が何時間たっても来ないし携帯も留守電のまま繋がらない。

深夜３時を回ったところで御開きに―――

翌日も翌々日も何日過ぎても連絡が取れなくなった…

――――数年後――――知らない番号から電話が頻繁に掛かってくる。
その頃の私は今の彼氏と同棲を始めたばかりでした。

彼氏が電話に出るとすぐ切れる。
不信がる彼氏に催促され非通知で掛け直す…
「もしもし　　ゆうじゃない？」

突然名前を呼ばれて驚いた私は電話を切ってしまった…

すると…
――ﾌﾟﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙ―――
「もし…もし？」

「私だよ。佐織だよ～」
佐織？！

佐「優元気してた？さっき電話出たの彼氏さん？久し振りだよねぇ！」
と質問攻めにしてくる。私の方が質問したいくらいなのに。