3.なんか、実感

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3.なんか、実感

午前中の授業が終わった途端、謀ってたかのように俺のケータイが鳴った。 出てみると、アッシュのメンバーの一人、長島勇人。 『優さん~(泣)、なんでいちゃったんスかぁ?(泣)』 「しょうがねーだろ、退学喰らったんだから」 『オレ、優さんがいるからアッシュ入ったのに、いなくなっちゃうなんて(号泣)』 オイオイ、何もンなに泣くことねぇだろーが。 ってゆーか、最後に会ってから一日も経ってねーんだけど。 「っつーか、これから飯食うから切るぜ。 週末にはそっち顔出すから、安心しろ」 それだけ言った直後に切った。 「誰から電話?」 「ん? アッシュてチームのメンバー」 「はいってたの?」 「いや、俺頭張ってるから」 「マジ!? じゃあ、灰狼って優のこと!?」 花白と話してると、磯崎が割って入ってきた。 「だから、声がでけーんだって、磯崎!!」 「翔太でいいよ★」 ふざけてんのか、オノレは… 「ちなみに、俺も拓哉でいーぜ」 「…わかった」 めっちゃ拒否したかったけど、なんか花白…じゃなかった、卓哉がめっちゃ黒いオーラ出してたから頷いた。 タマにいるんだよね、笑顔でブリザード(笑)振り撒くヤツ。
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