白内姫

翌日

「「いってきまーす！」」

白内姫
「いってらっしゃいー！」

小人達はいっせいに働きに出かけました。

家の中で白内姫はボーっとしていました。

コンコン

戸をノックする音が聞こえます。

がちゃ

白内姫
「はい？」

そこにいたのは毒リンゴをもった魔女でした。そんなこと白内姫は知るわけがありません。

魔女
「このリンゴはいりませんか？」

白内姫
「わぁ、おいしそうなリンゴやぁ」

そうしてリンゴを白内姫に渡して魔女は帰っていきました。

家に入ってから白内姫はそのリンゴを一口食べてしまいました。
すると、白内姫は倒れて死んでしまいました。

「「ただいま～」」

しばらくすると小人たちが帰ってきました。

ヨコ
「白内姫が死んでる！」

すばる
「嘘やん！」

まる
「ぱーん！」

小人達はその日、涙を流しながら棺を作りました。

そのころ妃様は白内姫が死んだのかと思うとウキウキしていました。