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「響…だっけ。なぁ…俺はこれからどうなるわけ?」
沈んだ気持ちを何とかしようと響に無意味だと思う質問をした。
「そうだなぁ~。今日が通夜で明日が葬式だからなぁ♪なぁ、お前はまだ現世で生きたいんだよな?」
突然の問い掛けにびっくりした後に、思考が停止しかけた頭に言葉を浮かべ口にした。
「当然だろ…彼女も欲しいし、これから先もっと色々な事に挑戦したいし…」
時雨の答えに満足そうに大きく頷き。
「じゃあ、俺と契約しろ。俺の手足となって現世の迷える魂達や現世に居てはいけない者達を三途の川の向こう岸まで送ってやるんだ」
一瞬迷って、時雨の出した結論は。
「契約する!だけど、どうやって向こう岸き送るんだ?俺は普通の人間で見えないよ…幽霊なんて」
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