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「お前、独りで暮しているんだな」
白いポンチョを着た黒髪青目の男がベッドに腰をかけてくつろいでいた。
「あぁ、実家は近いんだけどね…独りで暮らすのに慣れた方が良いかなと思ってね。」
響は興味が無さそうにフーンと言いながら友達の誰かが持ってきたフルーツ籠の巨峰を一房持ち上げ食べていた。
「じゃあ、俺が住んでも別に構わないわけか」
時雨にとって意味不明な事を響が突然言い出し彼は驚きと訳が解らないという思いで響に訴えた。
「どうして、俺がお前を住まさなきゃいけないんだよ!」
焦りと怒りで顔を紅くして響に言うものの、全く気にせず響は、にっこりと笑って。
「俺、何があっても気にしないし♪それに俺が居ないと時雨は、仕事ができないぞ?お前を蘇生させるために天界に借金しちまったし俺…」
それを言われ、時雨は納得したくないけど無理やり納得した。
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