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そして翌日…
退院することになった時雨は荷物をまとめ病院を後にし借りているアパートへ響と帰った。
自分で借りておきながらいつも、狭いと思っていたが一人居候が増えた事でまた一段と狭くなった我が家に溜め息を吐く時雨に対して響は。
「なかなか良い部屋だな♪綺麗に掃除されてるし、男の部屋とは思えないなぁ」
などと人の気を知らないで笑いながらソファーに寝転び。
「ここで寝ていいか?ベッドは取らないから」
いつの間にか白いYシャツと黒のジーンズの状態になっていた。
「まぁ、良いよ…つか夏なのに長髪で暑そうな格好してられるな~響」
「うーん、これが死神の正装だから♪確かに夏は暑い、だから白を着ているんだ」
話しているうちにウトウトしはじめている響に時雨は少し口調を強くし呆れた感じで。
「その、汗をかいた状態で寝るな…ソファーに染みができるだろ、そこにシャワー有るから、浴びてからねろ。服は貸してやるよ、サイズ同じだろうし」
強い口調で言われた響はしぶしぶ眠い目を擦りながら時雨が貸してくれた服を持って時雨が指差した方向へ向かった。
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