墜ちた腕

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                                    ──…な、…なに?…コ、レ             意識が甦った私、は …赤、一色の教室の真中に、 鉄くさい赤色の液体、に… びっしょり濡れて、 仁王立ちで立っていた。           「いた、…い」     体全体に広がる鈍い痛み           「わた、し…なにを…」       …ぐちゃり     柔らかい物を踏んだようだった、           「ひッ…」   下を向いた私、は 喉の奥から出た声に ただ驚くしかできなかった。      
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