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「もう終電なくなっちゃったよ!亜湖んち泊めて!」
大学を四年、単位を落とす事なくきっちり学修した。その式が終わって一週間してからだった。
同じ大学の唯斗。
法学部
同じバドサークル
アタシは浪人したから年は一個下。
アタシは文学部。
初めて二人で飲んだ帰り。電車がなくなるのは1時間前から注意させていた。
アタシも酔うつもりでなかった。
二人だし、
そんなに仲良くないし。
アルコールが体に入って来ると「意外に合うかも」なんて思ってみた。
楽しくはあった。
酔っ払った彼を放置して帰れなかった。
何もないだろうと思いうちに連れて帰った。
道で寝て風邪ひくかもしれないし、漫喫で寝るよりうちの方が寝やすかろう、アタシは優しいんだと言い聞かせながら…
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