たのしい

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彼はテニスがとても好きで毎日のように私をテニスに誘った。 もちろん私はラケットの握り方すらわからず彼に1から教えてもらった。 私は学んだこと全てを記憶することができるが体を思い通りに動かすことは全く別のようだった。 初めてのテニスではボールをでたらめな方向に飛ばしてしまった。 それでも繰り返し体を動かすうちに、体を効率的に動かす電気信号の送り方・どうラケットを扱えばどのようなボールが返るか、などの情報がインプットされ少しづつテニスが上手くなっていった。 しかし彼はとても上手く勝つことはあまりできなかった そのうち私からテニスを誘うようになり、彼はテニスがそんなに好きなのか?と聞いてきたので 私は おそらく好きです。好きな食べ物のように、テニスをしている間は気持ちが弾みます。 と答えた その気持ちはうれしいと言うんだ と彼は言った
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