ダンテ一家の朝

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シャツの中に手を入れ、少し出ていた腹を撫でる。 「あ・・・っ、く」 起きない。 耳を軽く噛む。 「ふぁ・・・あ」 ・・・・こいつ、本当は起きているんじゃないのか? 「お前起きているだろう?・・・いい加減起きないと朝飯よりお前を食うことになるが?」 そういった後、耳を舐めた。 「・・・ん、ばれたか。いや、朝から盛ってるなー、と思って」 「起きているのならさっさと下にこい」 3ンテの上から退こうと腕に力を入れたが、首に腕を回して引き寄せてきた。 「ここまでやってお預けなのか?お兄ちゃん」 「朝飯、と言っただろう」 「べっつにいいじゃねーか!最近ヤッてねーんだしさぁ・・・?」 奴が触れるだけのキスをしてくる。 「・・・フン。どうなってもしらんぞ」 首筋に口を寄せ、軽く噛み付いてやろうとした・・・が。 突然ドアがバンッ!と大きな音をたてながら開かれた。
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