3ンテの憂欝

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扉を開いたらホコリが舞った。 「うお・・・。すげぇホコリっ」 カーテンを開いて窓を開ける。 「ふいーっ。ってうわ!床もホコリだらけかよ!」 かなりつもってらぁ。 とりあえず適当に置いてあったモップで払う。 「げほっ!!うっ、目に入った!」 これは地味にいてぇ・・・。 「うっ、・・・さっさとやっちまおう!」 床に座って一番近くにあったネヴァンを手に取る。 やっぱりホコリまみれだったから持ってきたタオルで拭いてやった。すると 「うふ・・・。久しぶりにアナタを見たわ、ダンテ」 急に話し掛けてきた。 「そうだな。しばらく使ってねえしな」 確かに使ってねえ。テメンニグル以来からか・・・? 「淋しかったのよ?それにつまらなかったわ。他の皆もそうよ」 「あー、すまなかったな」 今のオレと一緒か・・・。 「ふふふ。アナタが反省するなんて、可愛らしいわ」 急に体がピリピリと痺れた・・・。
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