ダンテ一家の朝

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作り初めてからしばらくして、4ンテが起きてくる。 「・・・おはよー」 「おせぇぞ」 「いや、お前らが早いだけだろ・・・」 こんな会話をしていると、後ろからネロが起きてきた。 「・・・・・」 「フン、馬鹿な顔をしている」 「バージル・・・」 いつもなら馬鹿じゃねえ!と反発してくるのだが、どうやら聞こえていないらしい。 「ネロ~、起きろって」 4ンテがネロの肩をつかんでゆさぶる。 「・・・・・おっ・・さん」 「ん?起きたか?」 4ンテはネロの顔をのぞきこんだ。すると突然、ネロは4ンテの首筋に噛み付いたのだ。 「あッっ!??」 「「!??」」 ネロの行動には驚いたが、一番驚いたのは4ンテの出した声だった。 「ちょッ、ネロ!やめっ・・・!」 「・・・2ンテ」 「・・・なんだ」 「止めてやれ」 「俺が!!?」 さっさとやれ!と言うと、渋々2ンテは止めに行った。・・・朝っぱらからなんなんだ。
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