ダンテ一家の朝

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盛り付けも終わり、テーブルに料理を置いた。できたぞ、と言うと皆それぞれのイスに座る。さあ食おう、とフォークを手に取ろうとした。するとネロが 「あれ、3ンテは?」 と言った。そうだ、奴が起きてきていないのだ。すっかり忘れていた。 「バージル起こしてこいよ」 4ンテが言ってきた。 「何故行かねばならん。面倒だ。起きるまで放っておけばいいだろう」 「まあまあ、全員揃って食べたほうが旨いだろう?」 「それならお前が行け」 「いってもいいが、アイツが寝てるのお前の部屋だぜ?」 「・・・行けばいいのだろう」 渋々折れた。イスから立って階段に向かう。ネロが俺を見ながらニヤニヤ笑ってきたので幻影剣を飛ばした。間抜けな叫び声が聞こえたのでよしとしよう。
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