ダンテ一家の朝

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部屋に行くと、ダンテ・・・、3ンテは俺が起きた時と同じように寝ていた。 「おい、起きろ」 そう言いながら頭を軽く蹴った。 「う・・・んー・・・」 寝返りをうった。その後またスースーと寝息が聞こえてきた。 「起きろと言っているんだ。この愚弟が」 今度は少し強く蹴った。 「んっ・・・」 起きない。こいつはどれだけ寝れば気が済むんだ。 イライラしてきたから、腹を思い切り蹴ってやろうと思い、足を上げた・・・が。 「ん・・・、ばー・・じるぅ」 と、嬉しそうな顔で言ってきた。 ・・・蹴る気が失せた。 少し可愛いと思ってしまった。くそっ、何で俺が・・・。 とりあえず、起こさなければ。こいつはちょっとやそっとでは起きないだろう・・・。 ああ、これなら起きるだろう。 俺は3ンテの上に覆いかぶさった。
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