宝物

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お母さんは大切な僕の宝物だよ。 だからお母さんを部屋に閉じ込めた。 誰にもお母さんを渡さない。 触らせない。 ずっと僕の物だよ。 きちんと鍵もかけたよ。 それから 二十年の月日が流れ、僕は大人になった。 あの日からお母さんに会った人はいない。
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