アメリカC級映画の始まり

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俺はイライラしていた。 >いつもの喫茶店に入りいつもの店員が注文を取りに来る。 >店員はいつもとは違う雰囲気の俺に気づいたようである。 >そっけなくコーヒーを頼み雑誌コーナーで時間の潰せそうな活字の多いのを手に取り席に戻る。 >席に着くと同時にコーヒーも運ばれてきた。 >店員が「コーヒーです」その後に続けて「今日はどうしたんですか?機嫌悪いですね?」 > >「そうなんだよごめんね、彼女と喧嘩してささっき部屋から出てきたんだよね。ここで時間潰させてね」と、店員にいらだちの訳を話した。 >店員はあららーっといった顔をして「ごゆっくりどうぞ」と笑顔をくれた。 > >3時間ほど経っただろうか、トイレに立つ。 >ここの店のトイレは個室で壁の上のほうに小さな窓がある。 >その窓を開ける。 >別にその窓から外に出て無銭飲食を企てている訳ではない。 >俺のポケットから小さめのリモコンを取り出し窓の向こうに狙いをすましボタンを押した。 >トイレから戻り3冊目の雑誌の続きを読んだ… >時間も経ったし心も落ち着いたので会計に向かう。 >お金を払うと店員が「仲直り出来るといいですね、またお越しくださいませ」とまた笑顔をくれた。 >「はい、なんとか頑張ります。長居してごめんね」と俺は店を出た。 > >彼女の部屋は先ほどまでいた喫茶店の近くで歩いて数分である。 >部屋の前に着き、ドアは俺が出て行ったままで鍵がかかっていなかった。 >部屋に入り、リモコンを壁のホルダーに置き元に戻しすと何かを踏んづけて転んだ。 >転んだせいで少し部屋が散らかった。 > >彼女からヒモをはずしベットに寝かせた。 > >彼女にキスをして電話をかけた。 > >電話の先は119番、あわてた声で救急車を頼む…
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