族デビュー

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まぁ楽しいし、みんな味方だよって言ってくれたから安心した。 大輝とはここで出会った。 まさか同じ族でしかも味方同士になるなんてね。 私はそん時は普通に歩いてれば普通の女の子だったな。 気は強いけど実は姉妹で一番甘えん坊だったかな。 なんか大輝といると凄い安心できたんだ。 そっから二人で遊んだりして、突然大輝から、「亜美のこと好きになってしまった。バカな俺だけど大切にします。」って言われた言葉すべて覚えてるよ。 あの頃はさまさかこんな悲しい現実になるなんて知らなかったよね。 ねぇ大輝なんであんたはそんなに頑張ってきたの?夢もあったしなんでいなくなったの? 一生一緒だよって誓って、私とあんたが18才になったら結婚しょうって言ったよね。 言われた時なんか凄い真面目な顔するから爆笑した。「なんで笑うんだよ。調子乗りなよ」って(笑) 「いや大輝さ、なんでそんな真面目に言うの(笑)なんかドラマのプロポーズみたいだよね」 「煩いし真剣なんだよ俺は。目を見ろよこの真剣な視線。」 「ありゃ充血してるよ目薬あるけど使う(笑)」って聞いたら。 「亜美って本当Sだよな」って。 「失礼な私はMだよ。まぁいいよ付き合うよ」 「なんだその反応しかもMとかありえないだろ。だけどありがとうね」 この時ってそんな付き合うとか好きになるとか意識もなかったな。 若い時代だと恋は自然消滅するように感じてたからかな。 そっから暇だと会って遊んだ。 手を繋ぐのは恥ずかしいし、キスしょうよって言われた時凄いドキドキした。 手の温もりと大輝手汗凄いからベタベタにされたな。きっと二人共緊張したんだよね。 キスなんて恥ずかしくて目をつぶってたら、「亜美って猫だよなまじ。近所の野良猫に似てる」って言われた。 「そうそう猫顔なんだよ。おぃ大輝テメェ野良猫とかまじ殴るよ」「亜美怖い(笑)かわいい顔して言葉悪いし(笑)」 「いや大輝だって口悪いじゃんか」 「まじかまぁお互い様だよね」ってなり笑いあった。 笑顔見るたびどんどん大輝が好きになったな。
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