愛しいあなた

3/3
前へ
/152ページ
次へ
こんな経験初めてだし、よくテレビでやってる若いママとか見ていて凄い大変なことだと知ってたから。 妊娠して子供産まれたら自分の好きなこともできなくなるって、知ってた。 せっかく宿った命だし、命に変えてでも産みたいって気持ちに変わった。 家族にも話したら、一番ショック受けたのはパパで、姉妹の中で私のこと考えてたんだろうないつも。 昔は真面目だった私は家庭が裏の世界だから、いつしか純粋な気持ち忘れて、不良になったんだろうな。 だけど大輝と出会ったことは、凄い奇跡だし、他のことしてたら、絶対に出会うことがない二人が、今パパとママになろうとしてる。 大輝は驚いたし、「ごめんな亜美。そんな若いのに妊娠させちゃって。だけど本気で好きだし、お前は俺が守るから絶対。中学出たら働くし、族も辞める。総長には理由ちゃんと話す。お前の家族にも謝る。」 私はそんな大輝の言葉聞いて、嬉しい気持ちと迷う気持ちやいろんな気持ちになったんだ。 「大輝がそこまで言うなら、任せるけど言っておくけど、私も真面目にママするし働くからさ。」 なんかよく分からないけど誓ったな。 族のみんなに話しておきたいから、真奈美さんに集会開いてもらうように頼んだんだ。 中学から族だから学校じゃ孤立に近いし同じ学年や先輩にも同じチームの女の子いた。 その人達といつも一緒にいたかな。 私の妹、あゆと葵はまだ真面目な時期だったな。 姉ちゃんはもう普通に仕事していて、当時はダンプの仕事していた。 これからが凄い大変なことだって、考えたんだけど、到底中学の頭じゃ無理だったんだ。 しばらく悩む時期あって学校も行かないで、部屋に引きこもってた。 心配だったのか毎日のように真奈美さんや法子さん香菜やその他の仲間達が家に来た。 だけど会いたくないしなんか凄い不安だったんだ。 このままじゃ自分は壊れちゃうよって感じていた。
/152ページ

最初のコメントを投稿しよう!

119人が本棚に入れています
本棚に追加