壊れそうな私

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そんな仲間に囲まれてる私は凄い幸せだなって感じた。 中でも私の気持ちを分かって心配してた香菜。 「亜美大丈夫か?私凄い心配でさ、このまま離れちゃうんじゃないかって思ったよ」 泣きながら言われた。 「そんなことしないよ。大丈夫だって香菜とはもう家族だろ。私はみんなの近くにいるからさ」 最初去ろうなんて考えていたって言いたかったけど、泣いてる香菜を見て、言えなかった。 最初出会った時から香菜って私に近い存在だなって凄い感じたし、初めて会ったけどなんか懐かしい感じしたな。 それから総長には私はお腹の赤ちゃんが気になるから、しばらくはあんまり集会とか単車乗れないですが、家にいるから来てくださいって言ってきた。 ヒマ人な連中は毎日のように来るようになった。 人がせっかく寝てるのにさ、部屋に来て触られるしさ、私が感じるところ触ったりして喜ぶし、まったくこの連中はなんなんだって何回も思ったな。 だけど凄い幸せだったのよ。 毎回差し入れだとか言って食料多量に持ってくるのはいいけどさ、そのたびに泊まっていくんだよね。 だからほぼ毎日誰かいたから寂しくなかったな。 みんな何しに来たのかそのうち分からなくなった。 真奈美さんもさ無駄に来て、姉ちゃんいると捕まって、最近の後輩は礼儀が悪いとか説教されてたな。 毎日笑っていたけど、だけど中身は不安があったな。
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