族デビュー

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ボケ~っとして見てたら、法子さんが総長が呼んでるよって言われたから、 私は総長のところに行った。 またこれが美人でさしかもスタイルいいしさ、マトイ着てはちまきして木刀持ってタバコ吸ってるし。 総長の名前は真奈美さんで、私のことはよく知ってた。 「亜美よく来たね。茜さんの妹だけあって落ち着いてるね。 姉ちゃん見て来たからだいたい分かるだろうが、ここにいる女の子達はいろんな悩みや悲しみや怒りあって、そんな女の子達をまとめてるのが私さ。 亜美みたくなんも悩みなしに来たのは珍しいことだよ。分からんことあれば、聞いたらいいさ。言っておくけど私は総長だからあんまりベタベタしてくるなよな。私どうも茜さんを思い出すと亜美に行動が似てるからさ。なんか威圧感みたいなさ(笑)」 「真奈美さん、姉ちゃんにだいたい話しは聞いたしよく姉ちゃんと集会出てたから分かります。分からないことあれば聞きます。それと姉ちゃんより私は威圧感ないし、行動だって違いますから(笑)」 そんな会話していたんだ。 周りを見るとバカみたいにはしゃいでさ、ここは公園かなって思えるくらいだった。 「ところで亜美。その木刀まさか、茜さんに持たされたのか。だけど新品だから良かったよな。茜さんの木刀なんか凹んでるし流血ついてたりするからさ(笑)」 「木刀なんか持たされて重いし邪魔だし、困りましたよ(笑) 姉ちゃんのことだからいらなかっていい続けると、怒るだろうけど、記念品みたいもんですよね」 心の中じゃ「こんなんもらっても嬉しくないしどうせならおこずかいくれたら良かったのにな」って思ってた私(笑)
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