族デビュー

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そんな姉妹いたから、いつも楽しくて幸せだったな。 ちょうど私が中学の時、 いつものように学校行こうとして歩いてたら、一人の男が向こうから歩いてきた。 それが旦那との最初の出会いだった。 その時は、なんにも会話しないで終わった。 そして学校も終わり、今日は集会の日、マトイ着てさらし巻いて、姉ちゃんの木刀持って、用意した。 そしたらいつものように法子さんが迎えに来ると思ったら、誰も来ない(笑) しょうがないから、歩いて行くことにしたけど、かなり目立つよね。 そんで歩いてたら、一台の単車が来た。 乗ってたのは昼間歩いてた男だった。 「あれ族してるんだ。俺もなんよ。今から集会なんよ。向こう行くから乗ってくか?」 って言われた。 「それはありがとう。この格好で歩くのは無理あるよね(笑)」そう言って後ろに乗った。原付だけど。 走ってるとき「名前なんて言うの」って聞かれたから「亜美」っていった。「俺は大輝だよ」って言った。 初めての男の後ろに乗りしかもなんか凄い落ち着く。 前にも会ったことあるような気がした。 着いた場所は私と同じ場所。凄い数の単車と人の数。 法子さん探したら、「お~いこっちだよ。」 って呼んだから行ったら、 「ごめんね。迎えに行けなくて。独りでこれたんだね偉いねって頭撫でられた」 「それがですね、行く途中に原付の男に声かけられ、一緒に来たのです。 向こうにいるチームみたいですよ。」 「まじかよ(笑)亜美やるじゃないのよ。私だって男いないし、真奈美さんだっていないのに知ったら怒るだろうな(笑)」 法子さんと真奈美さんは同じ歳だけど総長だから呼び捨てで呼んでなくて、普段遊んだり酒飲んだりすると普通に話してる。 「つうかそんで今日はなんの集会なんですか?」 「それはさ香菜達をやったチームあるだろ。それを一緒に潰す、雷神会の奴等と手を組んだみたいだよ」 まじかよ雷神会って人数百人を超えるチームやないか。そんなんが来たら確実にチーム潰れる。「だからそんなことさせないために、真奈美さんの知り合いの三葉連合呼んだんだよ」
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