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俺の名前は、夜霧 説夜(よぎり せつや)。
どこにでもいる至って普通の高校生だ。
しかし、俺の通う高校は普通ではない。
詳しく言うと、俺の学校のクラスメートたちが普通では無い…。
これは、そんな普通な俺が、めちゃくちゃファンキーなクラスメート達と共に過ごした日々を描いたお話だ。
「説也、学食行こうぜ!!」
「ああ」
昼休み、友人の坂井義人(さかい よしひと)から、飯の誘いを受けて俺は教室を後にする。
「朝さ、目覚まし時計爆発してよ~。マジで死ぬかと思ったぜ」
教室を出た瞬間くだらない嘘をつく義人。
「死ね」
つまらないが一応ツッコんどいてやる。
「ちょっ!?冗談言っただけなのにいきなり死ね宣言ですか!?どんだけ罪重てーんだよ!?俺」
「死ね宣言じゃねぇ。…ツッコミだ」
腕をクロスしてポーズを決めてみた。
「なんのポーズだよ!?つーか、そんな冷たいツッコミなんて存在しねーよ!!…やべっ、うまいこと言った」
どうやら、『死ね』と『~しねーよ!!』の部分をかけたらしい。
「うまくねーよ。死ね」
「うああん!!冷たい。でも、そんな所が…」
頬を赤らめる義人。
まさか、コイツそっちの気が…!?
「寄るな!!きしょい!!」
そんなことを言ってる間に食堂に着いた。
すぐさま食券を購入する。
俺はカツカレーを食うことにした。
「義人は何食うんだ?」
「ん?うどん」
はぁ、あまりにも定番でつまんねー。
「つまんねーな。帰れよ」
「なんでだよ!!それ言ったら説也だって定番のカレーだろ!?」
義人が怒りながら反論する。
「俺のはカツが乗っててハイパーゴージャスなんだよ。お前のはただの素うどんだろ?せめてキツネうどんにしろ」
「しょーがねーだろ。今月小遣いピンチなんだよ!!」
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