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「ゴリラを研究し続けて5年!!ゴリラの全てを知る男!!五利林後里男(ごりばやし ごりお)またの名をゴリラマスター・ゴリオ!!」
義人が興奮したようにそう叫ぶ。
てか、今ゴリラって何回言った?
「フフン」
また変なのが出てきた。
しかもコイツも無駄に格好つけてるよ…。
というか、何故義人はこんなにマニアックな奴らのことを知ってるんだ?
俺はアニ藤の存在を今日初めて…てか、ついさっき知ったぞ。
そしてゴリオに関しても今日が初めてだ。
ゴリオは見た目まんまゴリラっぽいヤツだ。
説明するのも面倒なくらいゴリラだ。
「義人、コイツも同じクラスメートか?」
「そうだよ!!かなり有名だよ!!」
マジかよ…。こんな奴がクラスにいたら絶対に存在がうくはずなんだが、どうやら俺はかなりの鈍感らしい。
いや、むしろ関わりたくないから俺の身体が勝手に拒絶反応を起こして視界から奴等の存在をかき消しているのかもしれない…。
いわゆる、アウト・オブ・眼中というヤツですか…。
てか、死語だなコレ…。
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