2話 動物キング

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「わかるわけねえだろ。頭かち割るぞ」 頭にきたので胸ぐらを掴んで睨みつけてやった。 「ヒィッ!!わっ、わかったよ。だからちょっと落ち着いてくれ」 ちょっと脅したらメチャクチャビビり始めたアニ藤。 「ハァ…で?握力に換算するといくらくらいあるんだ?」 呆れた俺は、アニ藤の襟首から手を離すと先ほどの問いを聞き直した。 「握力に換算すると、約300~800位だよ」 「最低で300か、メチャクチャ強ぇぇな…」 「ゴリラは比較的に大人しい動物だから闘争本能は疎いけど、縄張りや子を守る意志は非常に強いからね。寝込みを教われ無い限り、ヒョウにも勝てるみたいだよ」 「すげぇな!!流石アニマル高藤!!」 義人が興奮しながら口を開く。 はっきり言って、どうでも良いことこのうえない。
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