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「で、話は戻るがアニ藤よ。本当に最強の動物ってなんなんだよ?」
「それはね…」
アニ藤がズレたメガネを格好つけて直そうとしながら質問に答えはじ…
「それはゴリラだ!!」
「うるせえええぇぇぇ!!黙ってろおおおおぉ!!」
ゴシャアアアアァ!!
「ぶぎゃあああああああぁ!!」
今度はしばらく立ち直れないようにゴリオの顔面にドロップキックをかましてやった。
かなりいい音がしたぜ。
「ゴリオも気を失ったことだしさっさと最強の動物を言え」
俺はすぐさまアニ藤にそう促した。
「わっ、わかったよ。最強の動物はシベリアトラさ」
「シベリアトラってあの寒冷地帯の虎?トラってことはライオンとあんまり強さが変わらなくね?同じ猫科じゃん」
義人が質問を投げかける。
「同じ猫科でも体の作りが全然違うよ。百獣の王と呼ばれているライオンの大きさを知っているかい?」
「いや、テレビとかで見ると子馬位に見えるんだが…」
「尾を入れれば平均全長が2メートル50センチから3メートル位あるよ」
「そんなにデカいのか!?テレビとかで見ると小さく見えるぜ!!」
「確かに、結構でかいな…」
義人の言う通り、俺も少し驚いていた。
四足歩行のせいか、そこまで大きく見えなかったからだ。
だいたい月の輪熊と同じ位の全長かと思っていた。
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