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椅子に腰掛けた俺達は、早速要件を伺うことにした。
会長とは同い年なので、勿論敬語は使わない。
「で、一体なんなんだ?義人はともかく俺と令美まで呼ばれる理由が見当たらないんだが…」
「俺も見当たらないよ!!」
義人が俺の発言に割り込むように口を出す。
たくっ、これだから自覚の無い奴は…。
「うるせえ!お前は黙ってろ!」
「まあ、落ち着いて下さい…。今日あなた達を呼んだのは、普段から周りに迷惑を掛けている義人君を咎めるためではありません」
会長が俺達をなだめながら話始める。
「迷惑なんて掛けてないよ!!」
いや、掛けてるから…。
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