3話 ツッコミで学校を救え!!

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「生徒会の役員じゃないとなると、応援団への勧誘か?人様の前で声を張り上げる役員なんてまっぴら御免だぞ…」 俺は一番なりたくない役員名を上げて、会長に釘を打っておいた。 ただでさえ委員会に入るのには抵抗があるのに、応援団への勧誘なんて冗談じゃない…。 「それも違います。あなた達にしてもらいたい役員は、全国で唯一…。我が校だけに存在し、初めて創られた記念すべき役員です」 「初めて創られた?なんなんだよそれは」 会長はセミロングの髪を掻き分けてゆっくりと答えた。 「我が校唯一の委員会…その名も、“ツッコミ委員会!!”」 「…………はあ?」 「……………え?」 「…………はい?」
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