Possibility

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夜道に映える白い息 君が渡す言葉は 止めど無く浮遊して 凍て付く心に刺さった 行き場も居場所も無い僕らの 空洞を過ごす現在(イマ) 汚れた利き手で掴んできた時間は 君の言う『リアル』とか そんなモノじゃ容易いさ 夢も目標も無い僕らの 無理に奔走する現在(イマ) 此処で 繋いで走るよ 歪な傷すらもそのままで 『何処まで?』 繰り返し問う 際限ない可能性を掴んでいきたい 口にしない不安を隠して笑う僕らは 不安をまた呼び 矛盾にすら気付かないさ 放棄した罪悪感すら忘れてしまった現在(イマ) もう一度拾うよ かつて持ってた可能性そのままで 『高望み』 君は言う それすら知らぬ間に過ぎてしまうまで 行きたい 嗚呼、遥か彼方 徐々に近付く描いた未来 現在(イマ)、此処で 繋いで走るよ 過去の傷みもそのままで 日々 隣合わせの不安 それすら僕の中で受け入れて 生きたい 逝きたい
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