こいつが私の死神です。

昭和123年4月5日午前6時

時計の音。
頭に響く金属音。
私は目を開いた。
目の前には子どもが立っていた。
だが、中性的な顔立ちで、少女なのか少年なのか分からない。
『――――――？』
私はその質問に対し、首を横に振った。