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女の子は全て聞いていました。
ママの困った声に両親のまだ若いからという言葉・・・。
全て耳を澄まして自分の存在を知ってもらった頃からずっと話しを聞いていたのです。
パパは段々ママから離れ私の存在をも無くそうとしている。
『ママは泣いている・・・』
『私はどうなるの?』
考えれば考える程
悲しくなり、ママと一緒に沢山沢山泣きました。
女の子の泣き声は誰にも聞こえません。
神様だけにしか聞こえません。
『どうしたんだい?そんな大きな声で泣いて』
神様が少し悲しそうな顔をして聞きました。
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