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ジルト「こんなもんでいいんだよ!
落ちこぼれが世界最強だとは誰も思わないだろ?」
ケビン「そりゃ思わないけど…」
まだ何か言いたそうに口ごもる.
ジルト「はぁ…」
そんなケビンの様子を見てため息をつく.
ジルト「お前がギルトのAランクカード見せた時でさえ面倒くさかったのに…じつは帝(ミカド)です,なんて言ってみろ?
寝る暇さえ無くなるぞ?」
ケビン「分かってるさ…只,例えわざとでも,お前が見下されるのはムカつくんだよ.」
ジルト「……………」
2人の間に沈黙がながれる.
ジルト「………アリガトウ…」
そう呟くと,照れを隠す様に立ち上がった.
ケビン「何照れてるんだよ♪」
ジルト「うるせー!照れてなんか無い!
さっさといくぞ!」
ジルトは屋上を出て行ってしまった.
ケビン「クックックッ…」
残されたのは必死に笑いを堪えるケビンだけだった.
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