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???「炎帝はいつも総帝の側にいらっしゃるのよねぇ?」
緑のコートの女(風帝)が尋ねる.
炎帝「いつもはね.」
光帝「いつもはって……今日は違うの?」
炎帝「今日はって言うか…ここ数日は?」
風帝「数日間会って無いんですの!?」
風帝が叫び他の者も驚いた表情をする.
炎帝「ちょっと調べたいことがあるって言って何処か行っちゃったんだよね~…」
風帝「ど,どうしましょうっ!?」
光帝「とととりあえず,えーっと……」
炎帝の話を聞き,風帝と光帝が取り乱す.
すると今まで黙っていた茶色のコートの男,地帝が口を開いた.
地帝「風帝も光帝も落ち着け.
あの方は言った事は必ず守る.
だからワシらはあの方の下に居るのだろう?」
そこで1度言葉を切る.
地帝「あの方は炎帝に10時と言ったのだろう?
ならそれまで気楽に待てばいい.」
地帝の話を聞くと,今まで騒いでいたことが嘘の様に全員が落ち着き,会議室は再び静かになった.
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