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━…そして、パーティー後、飛行機に乗って日本に行った。
飛行機の中ではお母さんが集めてくれた高校の資料を見ながらどこに行くかを考えていた。
あれこれ悩んだ末、ある学校が目に付いた。
「ねぇねぇ?私、この学校に行きたいっ!!ここの制服めっちゃ可愛いから。いいでしょ?」
「涼が行きたいんならそうしたらいいわ。けど学校遠いし、起きられるの?それに……」
「大丈夫だって。なんとかなるって!!」
涼は母の言葉を遮り、気楽に考えていた。そして、母が言おうとしていた重大な事を聞き流してしまった。
━…この時の私はあんな事になるなんて想像さえつかなかった。
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