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人の命をまた身近で失うと頭真っ白のぐちゃぐちゃになるんです…
何だか生きている実感を感じなかった。
恭ちゃんは皆の人気者で誰もが 恭ちゃん✨と呼んでいた。恭ちゃんが居なくなる事を身体中で拒む様に泣いた友達がいた。
私がお通夜に行った後私より大きな女の子"絢子ちゃん"が何も言わずに私を見つけると抱きついて泣き出した。
ちょっと‼した…だって中学の時は私を避けてた一人で私が頼りたくても離れていった彼女だったから。
"絢ちゃん?"
"紫陽菜…ちょっと前に会ったのホント?恭ちゃんに"
"うん…そうだよ。恭ちゃん学校戻るちいいよったから…だけどこんなんなるとは…"
"紫陽菜は良いな😃😭恭ちゃんに逢えてたから…"
その時初めて知りました。
絢子ちゃんが恭ちゃんを好きだった事に…
でももう遅かった。
恭ちゃんは帰ってくる事はなかった。だから私は…絢子ちゃんが泣き止む迄私の小さな体を絢子ちゃんに任せた。
それ以来しばらく私は普段何気なく使っていたバスが怖くて乗るのも嫌でした。
恭ちゃんが居なくなった事が後遺症になって…
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