49人が本棚に入れています
本棚に追加
"こちら110番です。どうしました?事件ですか?事故ですか?"
中年の婦警さんらしき人の声を電話越しに聞きました。
そして震えているのを堪えながら、ゆっくり呼吸をし
"い…今帰り道なんですが…と…父さんの車に文句を言った人達が父さんに絡んで…なっナイフを突きつけて😭何処かのお店にいます。 私は車内にいますでも父さんがナイフぅ😭ど、どうしたらいいですか?"
"落ち着いてお嬢ちゃん。深呼吸して?いい?今何処にいるの?ナイフを突きつけた人は何人でどのくらいの世代の人とか分かる?"
分かる訳がない…顔を上げたら私にナイフが来ると思うと怖くて、それに私は…根っからの"方向音痴で地図がわからない"
初めてみる場所は特に疎い。だから暗い夜道のお店の分かりやすいマーク等分かる訳がなかった…
"っ😭わ…わからない…"
"住所は?目印になるもんは?何かあるやろ?"
"…っ😭ヒクッ…わ…わからん…黄色の建物…でヒクッ…車かバイク屋さん?かな…"
困らせた。私は婦警さんを困らせた…でもふとまた見た時今度ははっきりと銀色に光る…小さなナイフが私の視界に入っているのが見えて…思わず電源を切ってしまった。
ホントは…ちゃんと伝えなきゃいけなかったけど…言えなかったんだ…
最初のコメントを投稿しよう!