2人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
…
……
………
はて?
僕は、こんな所で何をしているのだろう…
今、僕が居るのは、やたらとぬいぐるみだらけで、若干ファンシーな部屋の中。
うん、イメージとは全く違うけど、そのギャップがなお良し…
じゃなくて…
僕は、何故に、あの、
那倉雪依さんの私室に、
居るんだ?
…
……
………
屋上で、存分に中途半端な幽霊っぷりを自覚させられて、狂気の那倉さんに追い回され、那倉さんの本性を知った後…
「は?…今、何て言った、の?…な、那倉さん…」
「…あんたはアタシの手に負えない、だから知り合いの手を借りる…知り合いは明日こっちに来るから…それまで、あんたを監視下におく為に、アタシの家に来て貰う…」
眉間に深くシワを刻み、果てしなく嫌そうな顔で彼女はそう言った。
最初のコメントを投稿しよう!