幸か不幸か。

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… …… ………   はて? 僕は、こんな所で何をしているのだろう…   今、僕が居るのは、やたらとぬいぐるみだらけで、若干ファンシーな部屋の中。   うん、イメージとは全く違うけど、そのギャップがなお良し…   じゃなくて…   僕は、何故に、あの、 那倉雪依さんの私室に、 居るんだ?   … …… ………     屋上で、存分に中途半端な幽霊っぷりを自覚させられて、狂気の那倉さんに追い回され、那倉さんの本性を知った後…   「は?…今、何て言った、の?…な、那倉さん…」 「…あんたはアタシの手に負えない、だから知り合いの手を借りる…知り合いは明日こっちに来るから…それまで、あんたを監視下におく為に、アタシの家に来て貰う…」   眉間に深くシワを刻み、果てしなく嫌そうな顔で彼女はそう言った。
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