幸か不幸か。

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…はい?   「監視下って…」 「あんたは、貴重なサンプル、出来る限り不純物の無い状態で、アイツが来るまで待たないと行けないの…質問は全て却下!!」   「な、那倉さん…つまり、それって――」 「ウザイっ、黙れっ、言うなぁっ!!」   殺気の篭った瞳がシャレにならない迫力です貴女。   うわ、視線で人を殺すって本当に出来るんですね、はじめて知りました。   とりあえず、そろそろその殺気を抑えて欲しい… 胸のあたりに鋭い痛みが…   「り、了解です…黙って指示に従います…」 「……ふんっ」   こちらに背をむけ、屋上の出入口に向けずんずん進んでいく彼女。   「…早く付いてきなさいっ」 「や、了解(ヤー)」   …前途多難だなぁ、僕の今後は。
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