第壱章 コキリの少年

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さて、泣きそうな顔の少年がとぼとぼともと来た道を戻る姿が伺える 「あんた、悔しくないの?」 ナビィがいくら声をかけても彼の表情に変化は見られない   「ねぇねぇ、向こうにあるちっちゃい穴何かな!?」 「ネズミの巣じゃないかな? …にしては大きいか」 川の向こうで笑いと共にたわいもない話で盛り上がる少年二人がいる
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