きっかけ

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歌うことを躊躇していると、窓際から声が聞こえた。 「俺、たっちゃんの歌声興味あるかも」 声の主は優太。 優太は純粋にそう思った。 「ホラ、たっちゃんよ。あんたの歌声…みんな待ってるよ」 周りを見ると、クラス全員が龍彦に注目していた。 すると「バン」と誰かに背中を押された。 もちろん優太の仕業。 「…優ちゃん」 (…俺…) 「…やってみるわ!!」
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