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「で…でも…」
「そんなこと言ってたら私が洋介取っちゃおうかな…鈍感だけど洋介そんな顔悪くないし…」
面食い華与…涎を垂らして拭くジェスチャーをする…
「そ…それは駄目!」
「じゃあ頑張りなさい、お嬢様!」ドンッ!
流亜は華与に押され、またベンチの前に戻ってきた
「よ…よよよ…洋介君!」
「んっ…何?」
おっ…落ち着くのよ流亜…リラックスリラックス…
「と…隣いいかな…座っても」
「え…あぁいいよ」
洋介は流亜が座れるように左にずれた…
よし!いいぞ流亜!!
ベンチの後ろにある木に隠れながら流亜と洋介を見る華与…
けどあの娘…何か洋介と話すネタあるのかしら…不安だわ
「よっ洋介君…」
「何?」
「あの……昨日、輝君から話し聞いたんだけど…就活」
「あぁ…駄目だったんだ……GWPになるのが夢だったんだけどな…」
ファーストトークのネタを失敗し、お葬式のような雰囲気が流れた…
何でそんな暗い話しネタ出すのよ流亜ーー!!
木の裏で華与が突っ込んでいた…
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