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はいっチ~ズ! パシャッ! 「ありがとう!あっついでにこれ書いて行ってよ!」 青い卒業アルバムの最後のページにある寄せ書きのページを開いてペンを渡した カキカキ… 「おっありがとう…あっ俺もう行かなきゃいけねえわ…佐原、伊沢を幸せにしろよ!じゃあな!」 ダッ! 佐原「あっあいつ…ペン忘れてるぜ」 ペンを持って自分の机の前に佐原は立っていた… 佐原「…まあいいか…記念にもらっとこ」 ペンを制服のポケットの中に入れた 「雄斗~」 佐原「あっ舞…」 伊沢が卒業アルバムと卒業証書を入れる筒を持って教室に入ってきた 伊沢「ゴメンね遅れちゃって…みんなといれるのが今日が最後だと思うと悲しくなっちゃって…つい」 伊沢は泣いて目蓋が少し腫れて赤くなっていた… 佐原「ん…いいよ別に…今日は俺達高校生活最後の日なんだから…そのぐらい感動しないとね」 佐原は自分の卒業証書の入った筒を投げて空中でクルクル回してキャッチした 佐原「よし…じゃあ今から菊池のとこ行こうよ、一緒に帰る約束してるんだろ?」 伊沢はうんと頷き佐原と手を繋いで教室を出た…
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