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『あのね、倉田君。
今ね、隣街のグズ達相手に、おもしれぇ事やってんの。
あいつら、昔から、俺達の事、見下しやがって…
それでね、ある組織と手組んで、うるさいクズ共を害虫駆除してんの。
楽しそうでしょ。
その為に、力と金蓄えなきゃ、いけないから、色々やんなきゃってわけで、クスリ流したり、車集めたりしてるわけよ。
これがいい銭になるんだわ。
でっ、昔のよしみってやつで、倉田も誘ってあげ…』
『やっぱ、てめえ、噂はほんまやったんやな。』倉田が町田の胸ぐらを掴む。
カウンターの男達が立ち上がる。
『腐っちまったな…
それで、ケイゴさんの弟やったんか?』
『あぁっ…
あーこないだ耳削いだ奴…
あれって、ケイゴの弟なの?
俺達はただあいつ拐っただけで、詳しい事はなんもしんねえ。
まあ、あそこまで、やるとは、内心びっくりしたけどね…』
その時、入り口から、三人の男が入ってきた。
『蠍さん。
商談はうまくいきそうですか?』
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