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俺は原チャリにまたがったまま動く事が出来なくなった
「おい!聞いてんのか?オラ」
よく見るとデカい…フジタさんと変わらないくらいデカい
「ど、どこだっていいだろ…」
「あー?聞こえねーゾ?」
みつ高のデカい奴は近寄ってきた
くそ、やるしかねぇ!俺はまた原チャリのアクセルを開けてデカい奴に向かって行った
あれ…動かない…
「何してんだ?オイ…」
デカい奴は原チャリを左手一本でとめていた…
原チャリとはいえ40キロ出るはずだ、こいつ…バケモンか…
「どこの奴だ?」
「ど、どこだっていいだろ…」
タイヤの焦げる匂いがしている
「ハハハ…そういうワケにはいかねーんだよ、おい…ボンタン…やれ」
そう言うとデカい奴はもう一人のみつ高の奴に目線を送った
「はいっ」
もう一人のみつ高の奴はにやけた顔でこっちに走ってきた
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