‐虹の彼方‐

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門が開く… 子供は振り返らない… 妖精も声をかけない… 門から出て子供は初めて振り返り声をあげた。 「来年の梅雨…また来るから!」 妖精はそれをきき優しく微笑みました。 そして門が閉まる。 2人は最後の最後まで互いを見つめていました。 門が音をたてて閉まると急に門が光、子供はいつの間にか家にいました。 子供は蓮の花びらを握っていました。 それをみて子供はそこで大声をあげて泣きました。 子供の涙が蓮の花びらの上に落ちました…。 完
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