第弐話・悪夢

2/7
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/75ページ
「・・・・・ん・・・・?」 もう朝か・・・ あの後、部屋に戻って・・・ うっすら目を開けると・・・ 目の前に隼人の顔・・・ 「わっ・・・・わぁぁぁぁぁっ!」 飛び跳ねた衝撃でベットから転がり落ちる。 ドタンッ!と大きな音がした。 隼人が起きる。みんなも驚いて怒る。 「・・・・?だ~した?楓~?」 「な、な、な、なんでっ・・・あ、あ、あんたがと、と、となりに・・・」 「あぁ~・・・・俺のベットとくっつけたんだ!」 「いつのま・・・・ってコラァァァァァッ!!」 隼人をボカボカ叩く。 「わっ!いてぇ!いてぇ!いいじゃんか~!」 「よくないっ!」 みんなクスクス笑ってる。 「お~お~!お前が声でかいからみんな起きちゃったじゃないか~!」 「ムカッ~!誰のせいだと思ってるのっ!!」 「いててっ!わっはははは!!」 「るっせぇなぁ!朝っぱらから・・・」 1人だけ・・・うるさそうにしてるのが・・・ 俊だ・・・ 「ちっ・・・・目覚めが悪い朝だぜ・・・」 「俊君・・・そんな言い方・・・ないとおもうな?」 優しく言う恋に対して・・・ 「あぁっ!?るっせぇよっ!!」 口が悪い俊・・・ 隼人が立ち上がる。 俊に近づき、隼人がニカニカ笑いながら・・・ 「あんんまり、楓の妹分をいじめると、おれがゆるさねぇぞ?」 「あっ!?」 「その口直してやろうか?」 「このっ・・・・調子に乗りやがって・・・!!」 俊が振る拳を軽く受け止める。 隼人が手を上に振ると、俊の体がフワッと浮いた。 「わっわっ!」 「ふんっ!」 隼人が手を横に振ると、俊がベットに飛んでいく。 ドスンッと音がした・・・ 俊は驚いていた・・・ 「なっ・・・なっ?」 「へへへっ!まいったか?」
/75ページ

最初のコメントを投稿しよう!