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みんなも何が起こったのかわからないようだ。
それもそのはず・・・・
隼人の力を知ってるのは私だけだから・・・
恋ちゃんが笑う。
「あははっ!すっごぉい☆」
「今のは・・・・すごいというより・・・ねっ?」
「それより、みんな準備しねぇと、もうあと20分だぜ?」
「「あっ!!」」
みんなは慌てる。
隼人は楽しそうだった・・・
俊は隼人を睨んでいたが・・・
やがて5時になるとドアが勢いよく開く。
「準備はできているな!?出ろっ!」
みんな外へ出る。
男に黙ってついていく・・・
「今日は外での作業だ!」
強い日差しが・・・
私たちを容赦なく照らす。
「・・・・・ここは?」
かなり広い土地だ・・・
雑草が生えていて・・・
近くにはクワやカマなど農具がある。
「・・・・畑か?ここ?」
「そうだ。今日お前たちには畑を耕してもらう。雑草を全部取ること。昼までに終わらせること。いいな?」
全部・・・?
こんなに・・・・広いのに・・・?
あまりにも・・・・
私たちは必死に雑草を抜く。
だけど、隼人だけ農具を見ていた。
「隼人?なんでそこなんか?」
「ん~と、クワと、熊の手と・・・」
「・・・・?」
「そんなもん、耕しながら抜いたほうが楽だろうがよ!ほら、雑草入れるかご!俺が耕すから耕したところから雑草取ってくれ!」
「・・・・え?」
「ほら!」
隼人が耕すと、雑草が次から次へと抜ける。
田中も涼も同じ行動をとった。
田中が隼人を見る。
「あんた・・・・・頭いいな・・・」
「おっ?そうかい?楽なほうがいいからよ!」
「・・・・・・・・そうだな・・・」
隼人の考えのおかげで・・・進みは速いが・・・
暑い日差しが・・・私たちの体力を奪う・・・
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