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「えっ、それだけで小宮山蓮って人を好きになったの?」 思った事をそのまま口にだしてしまった。 「愛梨、まさかとは思うけど小宮山先輩の事知らないの?」 3人に好奇の目で見られながら、私は頷いた。 「天然記念物発見…」 「まぁ、愛梨ちゃんは男の人に興味ないもんね~」 それから小宮山蓮って人について延々話を聞かされた。 まとめると… 小宮山蓮、18歳。 茶髪に金のメッシュが入った柔らかそうな髪。 来るもの拒まず去るもの追わずな美少年。 みんなに優しい。 プレイボーイ。 多分こんな感じだったはず… よくわからないけど、麗奈が一目惚れしてもおかしくないような人らしい。 「とにかく、あたし絶対小宮山先輩ゲットするから。」 凄く気合いの入った麗奈。 「じゃぁ麗奈ちゃんと美園ちゃんは恋する乙女だね~」 「えっ美園も!?」 バスケ一筋の美園に好きな人がいたなんて初耳。 「愛梨は好きな人とかそーゆーのに興味ないから話してなかったけど。」 「美園ちゃんは生徒会長に恋しちゃってるんだよ~」 ちなみにさっきの話にも登場した生徒会長は、 坂西啓祐、18歳。 黒い短髪。バスケ部キャプテン。 成績優秀で穏やかな性格。爽やかな笑顔が印象的な好青年。
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