0人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
「えっ、それだけで小宮山蓮って人を好きになったの?」
思った事をそのまま口にだしてしまった。
「愛梨、まさかとは思うけど小宮山先輩の事知らないの?」
3人に好奇の目で見られながら、私は頷いた。
「天然記念物発見…」
「まぁ、愛梨ちゃんは男の人に興味ないもんね~」
それから小宮山蓮って人について延々話を聞かされた。
まとめると…
小宮山蓮、18歳。
茶髪に金のメッシュが入った柔らかそうな髪。
来るもの拒まず去るもの追わずな美少年。
みんなに優しい。
プレイボーイ。
多分こんな感じだったはず…
よくわからないけど、麗奈が一目惚れしてもおかしくないような人らしい。
「とにかく、あたし絶対小宮山先輩ゲットするから。」
凄く気合いの入った麗奈。
「じゃぁ麗奈ちゃんと美園ちゃんは恋する乙女だね~」
「えっ美園も!?」
バスケ一筋の美園に好きな人がいたなんて初耳。
「愛梨は好きな人とかそーゆーのに興味ないから話してなかったけど。」
「美園ちゃんは生徒会長に恋しちゃってるんだよ~」
ちなみにさっきの話にも登場した生徒会長は、
坂西啓祐、18歳。
黒い短髪。バスケ部キャプテン。
成績優秀で穏やかな性格。爽やかな笑顔が印象的な好青年。
最初のコメントを投稿しよう!